整備工場・タイヤショップのシフト管理アプリの選び方|無料で使える勤務表と自動作成の違い
整備工場・タイヤショップのシフト管理アプリは、「希望休をどう集めるか」「整備士・受付の必要人数を見られるか」「正社員・パートの条件を持てるか」「スタッフがスマホで見られるか」「複数の店舗をまとめて扱えるか」の 5 つで比べると、選び間違いが減ります。 そのうえで、勤務表を手で作る部分と、自動で作る部分を分けて考えます。手で作る勤務表は無料で使えるものもあり、自動作成だけを有料で足す、という選び方もできます。
シフト管理アプリでできること
シフト管理アプリは、ホワイトボードや紙、エクセルで作っていた勤務表を、スタッフと共有できる形で作り、直し、配るための道具です。おおむね次の 3 つの仕事を受け持ちます。
- 作る:1 か月分の勤務表を、マスを埋める形で作る(手で埋めるか、自動で埋めるか)
- 集める:スタッフから希望休や有給休暇の申請を受け取る
- 配る:確定した勤務表を、スタッフが自分のスマホで確かめられるようにする
整備工場やタイヤショップでは、整備士と受付(フロント)で仕事が分かれ、ピットの数と予約の入り方で必要な人数が決まります。土日や、タイヤの履き替えの時期に人を厚くしたい日が決まっているのも特徴です。
選ぶときに見る 5 つの点
1. 希望休の集め方
勤務表づくりで手間がかかるのは、組む作業そのものより、口頭・メモ・メッセージで届く希望休を書き写す作業です。アプリを選ぶときは、次を確かめます。
- スタッフが自分のスマホから希望休を申請できるか
- 申請した希望休が、そのまま勤務表のマスに入るか(書き写しが要らないか)
- 希望休と有給休暇を分けて申請できるか
- 確定した日には申請できないなど、締め切りのあとの扱いが決まっているか
繁忙期は休みの希望が重なりやすいので、締め切り日と、重なったときの決め方(早く出た順、交代で、など)を先に決めておくと、アプリに移ったあとも運用がぶれません。
2. 整備士・受付の必要人数
整備工場の勤務表で大事なのは、日ごとに整備士と受付の人数が足りているかです。
- 整備士・受付など、職種ごとに必要人数を決められるか
- 平日・土曜・日曜で人数を分けられるか
- 必要人数を下回る日が、勤務表の上でひと目で分かるか(色で表示されるかなど)
人が足りない日に直前で気づくと、ピットの予約を急に断ることになります。勤務表を作った時点で不足が見えることが、いちばん効きます。
3. 正社員・パートの勤務条件
スタッフごとの条件を、勤務表とは別に覚えておく必要がないかを見ます。
- 正社員(常勤)・パート・アルバイト(非常勤)の区別
- 毎週の休み(例:水曜は定休、もう 1 日は交代)
- 午前だけ・午後だけといった時間の条件
- 週に働く日数の上限
- 同じ日に休ませたくない組み合わせ(ベテランの整備士 2 人など)
条件をアプリに入れておけば、店長が替わっても同じ前提で組めます。
4. スタッフのスマホでの確認
確定した勤務表を事務所に貼る・写真で送るやり方は、直したあとに古い版が残りやすくなります。ピットにいる整備士は、事務所のパソコンを見に行く手間もかかります。
- スタッフが自分のスマホで、自分の勤務を確かめられるか
- アプリを入れる必要があるか、ブラウザで開けるか
- スタッフに見せる範囲(自分の勤務だけか、全員分か)を選べるか
- スタッフは勤務表を書き換えられない権限になっているか
5. 複数店舗
店舗が 2 つ以上ある、またはこれから増やす予定なら、最初から確かめておきます。
- 店舗ごとに勤務表を持てるか
- 2 つの店舗をかけもちするスタッフを、両方の勤務表で扱えるか
- ほかの店舗の出勤が見えて、同じ日に二重に入れずに済むか
エクセルとアプリの違い
エクセルの勤務表は、すでに手元にあり、形を自由に変えられるのが利点です。スタッフが少なく、条件がほとんど変わらない店舗なら、エクセルでも十分に回ります。 一方で、人数や条件が増えると、次の点で手間が出てきます。
| 比べる点 | エクセル | シフト管理アプリ |
|---|---|---|
| 希望休の集め方 | 口頭・メモで受けて書き写す | スタッフがスマホから申請し、勤務表に入る |
| 必要人数の確認 | 数式を組むか、目で数える | 整備士・受付の不足を画面で表示できるものがある |
| スタッフへの共有 | 印刷して貼る・ファイルを送る | 各自のスマホで最新の勤務表を見る |
| 直したあとの版 | 古いファイルが残りやすい | いつも 1 つの勤務表を見る |
| 作る人の交代 | 数式や作り方が引き継ぎにくい | 条件と必要人数がアプリに残る |
エクセルから移るときは、いまの勤務表の「記号」(全日・午前・午後・休み・有給など)と、毎月の締め切りの流れをそのまま持ち込めるかを試すと、現場が戸惑いません。事務所に貼る運用を続けたい店舗は、勤務表を印刷できるかも確かめておきます。
無料の勤務表と、有料の自動作成
シフト管理アプリの料金は、製品ごとに区切り方が違います。比べるときは、次の点を書き出しておくと迷いません。
- 無料で使える範囲(スタッフの人数・店舗の数・使える期間・機能)
- 有料になる機能と、その月額
- 有料の機能を外したときに、作った勤務表がどうなるか
考え方としては、勤務表の仕事を「手で作る・集める・配る」と「自動で作る」に分けると整理しやすくなります。
- 手で作る・集める・配る:毎月必ず要る仕事です。ここが無料なら、まずは費用をかけずに、エクセルやホワイトボードからの移行と、希望休の集め方の見直しから始められます。
- 自動で作る:条件と必要人数から、1 か月分を一度に埋める仕事です。スタッフが多い、土日の割り振りが難しい、毎月の作成に時間がかかっている店舗ほど効果が大きくなります。
最初は手で作る勤務表で運用を固め、条件と必要人数がそろってから自動作成を足す、という順番でも遅くありません。自動作成も、作ったあとに手で直せるか、手で直したマスが作り直しで消えないかを確かめておきます。
試すときの手順
- 平日・土曜・日曜の整備士・受付の必要人数と、スタッフごとの勤務条件を書き出す
- 先月の勤務表を、アプリで作り直してみる
- 整備士 1〜2 人に、スマホから希望休を申請してもらう
- 店長・事務・スタッフのそれぞれの画面で、見える範囲と操作できる範囲を確かめる
- 自動作成があれば、先月の条件で作らせて、手で直す量を比べる
繁忙期だった月の勤務表で試すと、いちばん手間のかかる場面での違いが分かります。
よくある質問
シフト管理アプリは、スタッフが何人から入れる意味がありますか?
決まった人数はありません。人数が少なくても、希望休を口頭で受けていて書き写しの漏れがある、土日の人数を毎回数えている、という店舗なら効果があります。
整備士のスマホにアプリを入れてもらう必要はありますか?
製品によります。ブラウザで開けるものなら、アプリを入れてもらう必要はありません。私物のスマホを使ってもらう場合は、ログインの方法と、見せる範囲を先に決めておきます。
自動作成を使うと、店長の判断は要らなくなりますか?
要ります。自動作成は、入れた条件と必要人数のとおりに埋めるものです。整備士の得意な作業や、その月だけの事情は、作ったあとに手で直します。
AIリザーブ 車・整備でできること
AIリザーブ 車・整備の勤務表は無料で使えます。1 か月分の勤務表を手で作り、整備士・受付の必要人数を下回る日は赤で表示します。スタッフは自分のスマホで勤務を確かめ、希望休と有給休暇を申請できます(申請はそのまま勤務表に入ります)。店舗ごとの勤務表も無料です。 有料なのは、1 か月分の勤務表をボタンひとつで作る AI シフト作成(月額 2,980 円・税別のオプション)だけです。常勤・非常勤、毎週の休み、希望休、平日・土曜・日曜それぞれの整備士・受付の必要人数、相性のよくない組み合わせをふまえて作り、手で直したマスは作り直しても変わりません。
整備・タイヤ交換の予約とシフト管理を、AI でラクにする。AI シフト作成と、Web・待合のタブレット・AI 電話受付(準備中)の来店予約。
AIリザーブ 車・整備を見る